埼玉県虐待禁止条例改正案に反対します
埼玉県の自民党県議団が「子どもを自宅などに放置することを禁止する条例の改正案」を提出し、10月6日に委員会可決したと報道がありました。
条例改正案は↓です。
詳しい内容は、各マスコミでも報道されていますが、具体例をいくつか挙げると
▼子どもたちだけで公園で遊ばせる
▼小学校1年生~3年生の子どもだけで登下校
▼自宅に子どもを残して、ごみ出しをする
▼高校生のきょうだいと留守番させる
▼子どもを室内において玄関外で宅急便を受け取る
※「子ども」は小学生以下を指す
と言った具合です。
このような現実を無視した条例が成立してしまうと、公園で遊ぶ子どもがいなくなり、24時間保育・学童がなければ、働くことも出来なくなりそうです。
高校生の兄弟に子ども預けて外出するのもダメというのは、ヤングケアラー対策なのかもしれません。しかし、常態化していなければ、禁止する必要はありません。
また親が1人のときに、子が2人だと、何しても詰みそうです。おつかいがダメなら、塾も毎回親の付き添いが必要なのでしょうか。登下校というならば、全員スクールバスに乗れる環境整備をすべきではありませんか。
正直なところ、自民党埼玉県議団は、子育ての現実を知らないのだと思います。または、保護者はかくあるべきだとう、押しつけをしたいのだと思います。
なお、さいたま市PTA協議会が、埼玉県虐待防止条例改正案に反対する意見書を提出するそうです。意見書の内容は分かりやすく、本改正案の問題点を指摘しています。意見書は、下記URLから見ることが出来ます。
https://city.saitama-pta.jp/2023/10/07/opinion/
また、署名活動も始まっています。
こちらにも問題がわかりやすくまとまっています。
是非署名活動にご協力ください。