戸籍の問題に関する原稿を書きました(雑誌へ掲載予定)
最近ずっとカキカキしてた原稿を、昨日メールで提出しました。
今回の内容は、中国の秦漢時代の戸籍、日本の奈良時代から現代までの戸籍、相続法、女性の地位、氏について等を簡単にまとめ、歴史を踏まえて、青全司の会長声明「戸籍制度を再考する会長声明」をもとに、現代の戸籍にまつわる問題である、個人情報保護、無戸籍、選択的夫婦別氏、婚外子などについて述べたものになります。

写真は手持ちの参考資料です。
仕事ではほとんど使わないものばかりですが、案外役に立つものです。特に家族法の問題を考えるときは、古い時代の資料が役に立ちます。結構、古い時代の価値観で議論されたりするんですよね。
他に、オンラインで読める論文や国会図書館のデジタルアーカイブを参考にしてます。最近は、何か調べる際には、とりあえず目につく、行政報告、政府調査などのデータ、論文を手当たり次第プリントしてみるので、資料だらけになります。
オンライン化とレーザープリンタの組み合わせは、最高です。
良い時代になったものです。
というか、参考にする資料足りなすぎです!
もっとちゃんと調べないといけないのでしょうけど・・・・中途半端でごめんなさい。
ざてさて、色々あって、現在は議員活動をしてますが、実は、この手の歴史的な視点を踏まえて、俯瞰して、現状を見てたりします。
なので、逆に、現在目の前にあるものしか見えてない人の視点がよく分からないですね。
例えば、選択的夫婦別氏の議論で、夫婦同氏が日本の伝統とか言われるのは、どうしたらそう思えるのか不思議でなりません。戸籍が崩壊するという意見も、戸籍制度は古来から時代に合わせて変化しているのに、何を怖がっているのだろうとね。
改めて思うことは、戸籍って、国による市民支配のための道具であり、また男性を中心とした社会の遺物なんだなぁという事です。政策も、そういう前提があるから、おかしなものが出来るのだと思います。女性を子を産む道具だと思っていて、育児家事を知らない人たちが作る、子育て支援策が、実効性あるものの分けないし、女性や子どものいた皆か目に入らないよねと。
詳しい内容は、没にならなければ、雑誌に掲載されるはずなのでお読みください。雑誌が刊行されるときに、改めてアナウンスします。