酒々井町令和3年3月議会報告① 令和3年度予算概要の性別役割分担に基づく記載について意見を述べました
酒々井町3月議会は、3月3日から11日まで開催されました。
上程された来年度予算案の説明資料「令和3年度予算概要」に問題があると考えて、総括質疑の際に、その表現に問題があると意見を述べました。
画像のページは、町の予算全体を、酒々井さんの家計のやりくりに例えて説明しているページです。
町税収入を、「夫の収入 26.9万円」
手数料収入などを「妻のパート 0.6万円」
と、夫が主たる稼ぎ手で、妻は専業主婦で家計を助けるためのパート収入という、古いモデル家族に準拠した記載になっています。
今は家族のあり方も多様化しており、共稼ぎ世帯が半数を占めていますし、妻が主たる稼ぎ手の世帯もあります。昭和の時代のような性別役割分担に基づく記載は、もはや時代遅れです。
上記を指摘し、このような表現は改めてほしいと、意見を述べました。
男女平等を実現しようとしたときに、制度変更や数値目標も大事なのですが、意識改革も大切です。
議場で意見を述べたとき、そんなことを指摘するのかという嘲笑に似た反応があったように感じました。
もちろん、気にしない方からすると、小さなことかもしれません。
しかし、こういう小さな差別意識が社会を作っていることを考えると、やはり指摘したことは間違っていないと思います。
社会を変えることはすぐにできません。小さいことでも、やれることからやっていきましょう。