終戦記念日に、今の日本について考える

noteに書きましたが、こちらにも転載します。

https://note.com/shirai_norikuni/n/n9932a99a18a8

本日は、終戦記念日です。
犠牲となられた方々に哀悼の意を表します。

先の大戦では、多くの方が犠牲になりました。

戦いによって戦地で亡くなった方
飢餓によって戦地で亡くなった方
捕虜になることを拒んで亡くなった方
空襲や原爆で亡くなった方
防空法に従って焼夷弾による火災を消そうとして亡くなった方
思想犯として獄中で亡くなった方
味方であるはずの日本軍の手によって亡くなった方

日本軍の侵攻で犠牲になった方
植民地支配に反抗して亡くなった方
日本軍の人体実験によって亡くなった方

これらは、一例に過ぎません。
軍人、民間人併せて、数千万人にも及ぶ方々の、一人一人の人生が、そこで終わりました。

先の大戦の何を反省し、何を学び、これからの日本をどうしていくのか。
考えることは沢山あります。

戦後75年経ちましたが、未だに終わっていないこともあります。

空襲被害者への補償はありません。
原爆による健康被害者は、国の基準が限定的であるため、未だに法廷で戦っています。
植民地支配により日本人とされながら、戦後になり一方的に日本国籍を剥奪された在日朝鮮人・在日韓国人の方への差別が未だに残っています。
戦後、米軍による統治で苦しんだ沖縄は、未だに米軍による基地に苦しんでいます。
戦死者の遺骨は野ざらしのものが少なくありません。

日本のために、犠牲になった多くの方々。
その方々に、日本国は、冷たい仕打ちをしてきたのではなないでしょうか。

先の大戦の問題は様々あります。

アジア諸国を遅れた国と見下したこと。
天皇崇拝を強い、 国家神道を強い、個人の思想・信仰の自由を奪ったこと。
国が、事実を精査し、冷徹に判断を下すことをせず、希望的観測で行動してしまったこと。
国を守ることが第一であり、市民の犠牲をいとわなかったこと。
事実上の強制により、自らの意に反して行動せざるを得なかった人たちに対して、自らの意思で志願したのだから国に責任はないという態度を取ったこと。
国が無策で始め、軍や市民に無理難題を強いても、反省することなく、努力が足りないからと責任転嫁して恥じなかったこと。
勝ち目が無いにもかかわらず、ズルズルと負けを認めることができず、被害を拡大したこと。

戦前の歴史を学び、前文をしっかりと読めば、日本国憲法が、これらの反省の上に成り立っていることがわかります。

それでは、今の日本は、戦前から進歩したのでしょうか。

戦後の日本を支えてくれた方が、高齢になり、介護が必要になったとき、介護を充実させるのでは無く、お金がかかるからと介護サービスを縮小しています。
介護などの福祉を充実させることが、経済への発給効果が高く、日本の経済を活性化させるために資すると分かっているにもかかわらず、お金を出し渋っているのです。

福島の原発の被災者には、放射能による健康被害におびえていたり、支援の打ち切りによる困窮を強いられている方がいます。

今は新型コロナウイルス感染症に直面しています。
日本は、世界で取られている成功事例を無視し、独自路線を貫いています。
検査を抑制し、医療体制を整えないため、感染拡大の一途をたどっています。
人々の不安をことさら無視して、経済を優先するとしてGoToキャンペーンを実施し、しかも感染拡大したとしても、旅行業者・利用者の自己責任だとしています。
専門家会議の議事録を公表することも無く、しっかりと説明することもありません。
今までの対応を反省することもなく、独善に陥っています。

この終戦記念日に、先の大戦の反省を踏まえて、今の日本の状況を考えることは大切だと思います。

国の役割は、
入れ物としての国家を守ることではありません。
私たちの生活を守ることです。

人権とは、人間が人間らしく生きるために必要な権利です。
国は、人権を守る義務があります。

先の大戦の大いなる犠牲の下で、日本は人権を守る国に生まれ変わりました。
しかし権力者は、私たちの生活よりも、自分たちがやりたいと思うことを優先しがちです。

憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」
憲法97条「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」

と明記されているように、私たちがしっかりと国を監視し、間違いがあれば、これを正していく必要があります。

戦前に戻ることがないように、しっかりと対応すること。
それが、先の大戦で犠牲になった方々へ報いる道であると思います。

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