千葉市へのIRカジノ構想には大反対である
記事によれば
『カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致で、千葉市の検討レベルが1段階上がることになった。熊谷俊人市長はIR受け入れの判断を示していないが、同市は23日、民間事業者に情報提供を求めると発表』
とある。
IRカジノは、カジノで収益があることを前提に作られ、IR内で完結するように様々な施設が建設される。
従って、地元経済活性化にはほとんど寄与しない。
また、カジノに来る顧客の大半は日本人と想定されているため、本来は地元で消費されるはずだった資金をカジノで吸い上げられ、地元経済は地盤沈下していく。
更に、カジノ内で、収入要件による制限を受けない貸し付けも行われ、住宅や預貯金を含めた資産総額を考慮した貸し付けがなされるため、全財産を失う人も出る。
帰宅する資金もない人も出るだろう。
自殺する人も出るだろう。
ギャンブル依存症患者も増えるだろう。
儲かる人もいるが一握り。
損する人が多いからこそ、カジノ業者の利益が大きいのだから。
そして、汗水垂らして働くよりも一攫千金を目指した方が楽だという価値観の人が増えれば、日本の労働者人口は更に減少していく可能性がある。
更に言えば、適法なカジノを経験することで、カジノの楽しさを覚えた人が、身近な違法カジノに参加するため、違法カジノが今以上の活況を呈するおそれがある。
しかもこれだけのリスクを抱えたカジノ収益は、3割しか公益に用いられないため、利益の大部分は米国企業やその株主に分配される。
結局、IRカジノは、日本経済を緩慢な死に押しやる一つの要因となる可能性が高い。
そもそも、違法性阻却の要件すら満たしていない法律をゴリ押しする異常な政府は、日本に暮らしている人たちの利益よりも、カジノに参入する米国企業の利益を優先していることは明らか。
何故、IRカジノが地域経済の活性化になると信じている自治体が少なくないのか。
理解に苦しむ。