2025.01.30 「令和7年第1回千葉県後期高齢者医療広域連合議会定例会」
2025.01.30は、「令和7年第1回千葉県後期高齢者医療広域連合議会定例会」でした。
議案は全て、可決されました。
また、下記の通り、一般質問をしました。
1.「資格確認書」の交付について
昨年12月2日から健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証に統一された。しかし、マイナ保険証にはまだトラブルが多く、体の自由がきかない要介護者などは顔認証が容易でなく、またパスワード管理と定期的なパスワード更新が必要なこともあり、後期高齢者にとってマイナ保険証の利用が困難な場合が少なくない。そこで、現状では、保険資格を証明する書類として「資格確認書」をなるべく広く交付することが求められていると考えている。そこでお伺いする。
①被保険者全員に「資格確認書」を送付することはできないのか
②本年7月31日までの間の暫定的な運用として、昨年12月2日以降に被保険者になる方には、マイナ保険証の保有状況にかかわらず、本人の申請によらず「資格確認書」が交付されている。本年8月以降はどのような対応をする予定か。
③マイナ保険証を保有していても、マイナ保険証での受診等が困難な要配慮者(高齢者、障害者等)は、申請により「資格確認書」の交付が認められている。これは、例えば、要介護認定がされているなど一定の客観的要件が必要なのか、困難であるという本人の認識に基づいて申請すれば足りるのか。具体的にどのようなケースについて申請が認められるのか。
④病態の変化などにより、顔認証付きカードリーダーを上手く使えなくなった場合にも、申請により「資格確認書」の交付が認められている。これは医療機関において顔認証がなかなか通らない場合であれば申請が認められるのか。
2.「ジェネリック医薬品」の普及促進について
ジェネリック医薬品の普及促進のため、「ジェネリック医薬品に切り替えた場合の薬代の自己負担額の軽減に関するお知らせ」が送付されている。しかし、ここ数年間、品質不正や製造上の不正が相次いで発覚し、自主点検の要請や行政処分などにより、ジェネリック医薬品の不足が深刻化している。このような状況のため、被保険者がジェネリック医薬品を使用したいと考えても、利用できないケースもあると考えられる。そこでお伺いする。
①お知らせに記載される「ジェネリック医薬品」は、市場の供給状況が考慮されているのか。
②窓口で、「ジェネリック医薬品」を利用したい旨伝えれば、先発薬しかない場合でも、負担軽減が可能なのか。
資格確認書は、全員に交付することが出来ないということでした。また要配慮者の客観的な要件は国から示されてないということで、幅広い交付を求めました。
ジェネリック医薬品は、給付状況を考慮していないということでしたが、費用対効果はあるという答弁がありました。安定供給するために、製造過程と薬価について国などに要望して欲しいということも述べました。
いずれも国の方針が大きく関わってくる問題です。
国は、高齢者の安定的な生活のために、適切に対応して欲しいと思います。