2023.9.29 発議案「従来の保険証の存続を求める意見書の提出について」は、残念ながら否決されました
9月29日は、9月議会最終日でした。
発議案「従来の保険証の存続を求める意見書の提出について」は、賛成6、反対9で否決されました。
いわゆるマイナ保険証の普及のため、2024年秋から従来の健康保険証を原則廃止するとしているが、重大な問題がいくつもあることから、国においては、国民の命と健康を守り、皆保険制度のもと、誰もが安心して医療が受けられるよう、従来の保険証を存続させることを強く要望する、というもの。
至極真っ当な内容なのに、あっさりと否決です。
各議員の賛否は下記の通り(敬称略)
賛成:木内、白井、川島、齊藤、竹尾、地福
反対:小坂、岡野、綿貫、小早稲、大石、酒瀨川、金塚、御園生、江澤
反対した人たちは、町民に不安を与え、社会に混乱を招くことが明らかなのに、どうして反対するんだろう。
思いとどまるように、住民に身近な地方議会から、国に意見しないでどうする。
一度決まった政策は愚策でも追従するのだろうか?
ちなみに、賛成討論ではこんなことをしゃべりました。
本当もっとグダグダですけど、そこは割愛!
来年秋にこの健康保険証を廃止が予定されていますが、すぐに廃止をすべき積極的な理由はどこにもありません。マイナ保険証のトラブルが多い中、どのようなメリットを強調しても、すぐに保険証を廃止する理由になりません。
今まだ始まったばかりのマイナ保険証を、これからうまく運用していくために、様々なマイナーチェンジしていく必要があります。そして、マイナ保険証の便利さに気づき、徐々に人がマイナ保険証に移っていく。そうして従来の保険証の利用者が少なくなった時点で廃止を決定する。それがあるべき政策のプロセスだと考えています。
すぐの保険証の廃止は社会に混乱を招きます。これは本来必要のなかった混乱を政府が招いてしまう愚策だと考えています。この意見を、地方の声として、しっかりと国に届けるべきだと考えています。