3月議会一般質問④「選挙権行使のための支援について」

Q 高齢や障がいにより、投票所まで足を運べない人がいる。移動投票所の設置、移動支援の充実など、選挙権行使のための支援は考えているのか。
A 移動投票所の設置、移動支援は、市町村合併等によって投票所を減らした自治体が、不利益変更に伴う補償として行ってきたという側面がある。 当町は、現在8カ所の投票所を設置し、近隣自治体と比較しても投票環境の充実に努めている。移動支援についは、高齢者外出支援タクシー、福祉タクシー、ふれあいタクシーなどの利用を促していく。今後は高齢化の進展や投票率の低下という現状を見据え、投票環境の向上に向けて、福祉的な移動支援策で不足するものとは一体何か、ニーズを見極めた上で検討してまいりたい。

 足が悪くて投票所に行けないと何人もの方から伺っていたため、今回質問しました。しかし、町はニーズを把握していないようです。青森県田子町では、住民からの問合せをきっかけに、福祉目的から、年齢や要介護度等の条件で限定せず、若年層のけが人等も含む移動困難者にも気軽に利用してもらえるような、自宅と期日前投票所間の送迎タクシー制度を設けました。

投票環境向上に向けた取組事例集
平成 29 年 3 月 総務省


 民主主義において参政権の重要性は言うまでもありません。また、選挙権行使できなくなることは、その人の尊厳を傷つけることになります。誰でも選挙権を行使できる環境を整えることは、重要な政策の一つだと思います。まずは、意向調査をし、必要な支援を設けて欲しいと思います。

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