2019年を振り返って

2019年もあとわずかとなりました。
少し、今年を振り返ってみます。

今年は、酒々井町議会議員となり、不慣れながらも頑張って走り抜けた一年でした。

去年は、司法書士の通常業務の他には、全青司の憲法委員会委員長として、岡口判事分限裁判、公文書管理、カジノ法案、辺野古新基地建設その他の意見書・会長声明の発出をめざし、マッケルウェインさん、ウィンクラーさんによる比較憲法の講演会、藤田早苗さんの国際人権法を実現させた。大変だったけどおもしろかったし、色々新しい学びがあった。
千葉司法書士会では、新人研修関係で特別研修のチューター、新人研修の成年後見の講師、調定センター運営委員をやっていた。
また、酒々井では、憲法講演会シリーズとして、前川喜平氏講演会、松元ヒロライブ、木村草太講演会などの企画に参加。
他は自治会役員や商工会青年部として活動していた。

今年は、選挙や議員活動のために、全青司活動はほぼ停止状態で、千葉司法書士の会務は辞退し、司法書士関係はかなり活動内容が減り、その分、選挙関係や議員関係の活動が増えるという不慣れな一年でした。
それでも司法書士関係は、相談員や総研の研究員は何とか続けられました。
相談を受けることや成年後見をやることは、自分個人の人生では気付かないことに直面する良い学びなので、削れないし、そもそも職務としてやるべき事。
全青司活動はほとんどできなかったけど、そのときの学びは生きている。

正直なところ一年生議員として、どれだけのことが出来たのか疑問である。
もっと別のやり方があったのかもしれないけれど、所詮は不完全な自分なので、至らないことがあるのはやむを得ない。
ただ、少なくとも、直接町の住民の声を聞く機会を得て、執行部に意見を言うことが出来る状況になり、立憲民主党という政党を通じて全国に繋がることができたのは何歩も前進できた思う。

また自民党・国民民主党・立憲民主党の合同による台湾視察も大きな実りがあった。
それは、国を超えた相互支援であったり、他国から見た自国のつたなさであったり、他党のカラーの違いであったり、党を超えた個人個人の繋がりであったりする。
学ぶ機会を与えてもらったことは、本当にありがたかった。

さて、今は暮らすことが大変な世の中になっている。
少しでも人々脳暮らしが良くなるようにしたい。
それは、LGBTなどのマイノリティであったり、地域の意見を無視される沖縄であったり、自己責任と切り捨てられる個人であったり。
もちろん普通に暮らしている酒々井の人たちの暮らしも大事。

一議員に出来ることは限りがあるし、その権限を行かすところまでいってはないと思うけど、ゼロでは無いと思う。
しかし、多くの人たちに支えられ、多くの人たちから学ぶことが大きい。

来年は、どういう年になるのか分からないが、少なくとも、これ以上の悪化を防ぎたい。
今のままでは、正直なところ、将来ある子どもたちには、可能ならば海外に行くことを進めざるを得ない。
最低でも、日本に、この酒々井に住んでいて良かったと思える社会にしていきたい。

自分の力量ではどうしようもない願望に過ぎないが、理念や将来への希望を失ってしまえば荒廃しか残らないので、色々とチャレンジしていきたいと思う。

来年は、1/19に枝野代表の酒々井での講演会があり、3/14はみんなの学校の映画上映の企画がある。
他にもいろいろあるが、もっともっと頑張りたい。

皆さん、来年もよろしくお願いしますm(__)m

11月22日の大阪での山本龍彦教授講演会「AI社会における憲法」に参加しました

11月22日の大阪での山本龍彦教授講演会の報告書を書いているので、簡単にまとめてみる。

たぶん、要約過ぎて何が何だか分からないと思うので、興味ある方は、書籍に当たるか、山本教授の講演をお聞きください。

2019年11月22日に大阪の中之島インテスにおいて、山本龍彦教授講演会「AI社会における憲法 ~数値化されるプライバシー~」が開催され、参加する。

AI社会は、①データ収集、②解析、③プロファイリング、④利用、⑤追跡というデータサイクルが循環する社会。
AIは反直感的な相関関係を見いだす。
しかし、その課程はブラックボックス。
解析結果を利用、追跡することで、予測精度を増し、ターゲット広告などの個人に即したサービスが可能。

AI社会にはプライバシーが無くなる
情報漏洩が無くても、高度な予測が可能となり、実質的にプライバシーが失われる。
ex)ターゲット事件、リクナビ事件etc

AI利用をする際は、偏見が助長されるおそれがあることを念頭に置き、適切に対応する必要がある。
データが公平では無く、情報が偏在している可能性がある。従って、現在の差別が織り込まれた解析結果が出ることがある。
そのため、差別の固定化を防ぐための方策が必要。

信用スコアは、ビックデータを元にしているため、何がスコアに影響を与えるのか不明。
スコアを下げないように、AIの価値観に従った、品行方正な生活を送らざるを得ない。
デモへの参加を控えるなど、萎縮効果が生じる。これでは自己決定権が侵害される。
その一方で、信用が重要視されるため、今まで取引から排除されていた人の活動場が広がる可能性もある。
また、信用スコアの元になるデータが、果たして本人のものなのか、なりすまし防止に課題がある。

AI社会ではプライバシーが死ぬと言われている。
AIの価値判断に従った生活を送る社会を目指すのか、予測精度が落ちるが自己決定権を重視する社会を目指すのか。大きな問題。

AI社会では、民主主義へ大きな影響がある。
新聞、テレビは自分の趣味と合わないニュースにも接していたが、スマホは高度に個別化されたニュースが配信される。
保守の人はより保守に、リベラルな人はよりリベラルになる。
フェイクニュースも影響が大きい。
自分と異なるものへの寛容さが失われ、分断社会となる。

EUにはGDPRがある。
GDPRは、情報自己決定権を認めた、ドイツの1983年の憲法判決に由来する。
EUには、データを利用して個人を選別することに対する問題意識がある。

アメリカは、情報が自由に流通することを基本としており、規制を設けていなかった。
しかし、ケンブリッジアナティリカ事件が発覚したことにより、データ保護が必要だという認識が広がった。

中国は、調和と協力をスローガンに掲げて北京人工知能原則を定めた。
EU,アメリカと異なり、個人でなく、全体が一つのシステムとなることを目指している。

日本には、個人情報保護法がある。
しかし、理念が無く、誰のための、何のための規定なのか分からない。

ツタヤがデータを警察に渡し、リクナビ問題が起きた。
今までは情報漏洩は実害が無かった。
しかし、これからは、情報漏洩は情報提供が、個人の人生を決定する要素になり得る。
日本は、どういう社会を目指すのか、きちんと考え、対応する必要がある。