2024.12.03 「給食センターの共同利用関する協議の進捗状況について」

2024.12.03 「給食センターの共同利用関する協議の進捗状況について」

令和6年11月19日に開催した「第12回富里市・酒々井町学校給食センター共同利用検討会」において、令和7年9月の共同利用開始までに決めておかなければならない事項について、おおむね合意に至ったことから、議会に報告がありました。

その説明資料の内容です。

1 調理等委託料の負担割合について

調理等委託料の負担割合については、それぞれの業務の性質に応じた負担割合とする。

■人件費
・責任者を含む正社員分については、酒々井町50%、富里市50%
・契約社員及びパートタイム労働者については食数分(酒々井:富里=26:74)

■配送車
配送車に係るリース料、燃料費、保険代
送車台数按分 酒々井町2台、富里市4台

■配膳業務
配膳員人数按分
酒々井町6人(各校2名)
富里市12人(各校1名、富里小のみ2名)
※食数分の食数は、毎年5月1日時点の食数とする。

2 給食実施回数について


年間給食実施回数は193回を基本とするが、年度毎のカレンダーや学校日程により回数は前後するものとする。
また、給食実施予定については、前年度の2月中までに決定するものとする。
なお、給食実施回数を両市町で統一するのは、和7年9月からとする

<参考>
令和6年度給食実施回数
酒々井町 193回
富里市 190回

3 栄養士の配置について

現在、千葉県職員の栄養士が酒々井町1名、富里市2名配属されているが、共同利用開始後は千葉県の配置基準によると県職は2名となることから、以下の2点について、両市町から千葉県教育委員会へ激変緩和措置としての要望を行った。
①令和7年9月の共同利用開始に伴い、和7年度の途中で栄養士1名が引き上げとならないこと。
②令和8年度以降も現状の栄養士の人数が維持されること。

4 給食費について

共同利用開始時は、両市町ともに給食費の金額は変更せず、現行の給食費のままでスタートすることとなった。
今後は、両市町の学校給食費の統一化について、さらに協議を継続する。

<参考>
酒々井町 小学校 4,500円、中学校 5,200円
富里市 小学校 4,490円、中学校 5,350円(R6.4月から無償化)

5学校給食センター運営委員会について

●現在、富里市の学校給食センター運営委員会は委員5名で構成されているが、共同利用開始後は、酒々井町選出の委員が3名程度加わり、合計8名以上となる。
(酒々井町選出委員想定:学校長1名、保護者代表1名、学識経験者1名)

●酒々井町の学校給食センター運営委員は、和7年度の8月末まで任期を区切って任用するものとする。
●会議の開催回数は年2回程度を基本とする。

<参考>

酒々井町

  • 委員数 9名
  • 委員構成 町立小中学校長3名、町立小中学校PTA会長3名、町立小中学校医1名、町議会議員1名、学識経験者1名
  • 任期2年 
  • 現在の委員の任期 令和7年3月31日
  • 会議回数 2回

富里市

  • 委員数 6名以内
  • 委員構成 市立学校の長1名、市立学校の児童又は生徒の保護者1名、市立幼稚園長1名、市学校医、学校歯科医又は市学校薬剤師1名、市長部局の職員1名、教育委員会が必要と認めるもの1名
  • 任期2年 
  • 現在の委員の任期 令和8年3月31日
  • 会議回数 2回

6 食育授業や啓発物の配布等について


●両市町共に同じ内容の食育授業ができるよう、協議を継続する。
●現在も両市町同じような啓発物(給食だより等)を作成・配布していることから、内容の統一について調整を継続する。
●残菜の減少に向け、児童・生徒の意識改善につながるような食育の取組を実施する。

7 異物混入・食中毒対応について


●給食センターは引き続き、衛生管理の徹底を図る。
●異物混入・食中毒が発生した場合は、原因究明、事後処理等、両市町で連携して対応する。
●連絡体制など緊急時の対応について整理するため、両市町共通の「学校給食危機管理マニュアル」を作成する。

8 酒々井産食材の使用について


●酒々井産の野菜の使用については、食数に対応した量を納品できるかなど納入事業者と協議中である。
●酒々井町では、共同利用開始後も精米の炊飯委託を継続するが、炊き込みご飯などについては富里の給食センターから提供する。その際に使用する精米については、3~4回に1回程度酒々井産の米を使用する。
●その他として、酒々井産の手作り味噌の使用について検討中である。

9 修繕について


●富里市は、共同利用開始までに、施設・設備の不具合個所について点検・修繕を行う。
●令和7年9月の共同利用開始以降に発生した施設・設備の破損・故障箇所に係る修繕費については、食数分を基本とした負担割合とする。
●給食センターの大規模な修繕が必要となった際には、負担割合について別途協議する。

10 残菜処理について

●残菜については、現在両市町とも一般廃棄物として処理している。
●共同利用開始後は、富里市の給食センターで脱水処理後、それぞれの市町の委託事業者が回収する方向で検討を進めていたが、残菜の最終的な排出者について疑義が生じたことから、千葉県へ照会を行った。
●千葉県からは、「酒々井町内の学校に提供した給食から発生した残菜は、富里市学校給食センターによる学校給食業務から発生する廃棄物と判断されるため、富里市内に提供した給食と同様に、富里市学校給食センターが排出者となる。」との見解が示されたことから、富里市が両市町の給食残菜を一括して処理することとなった。
●残菜の処理方法については、「成田富里いずみ清掃工場」への搬入を検討しているが、ごみの削減や近隣において残菜のリサイクルを実施している市町が増えていることもあり、食品リサイクルの推進を考慮する必要があることから、給食残菜のリサイクルの可否についても同時に検討を進めている。
●どちらの処理方法を選択した場合も、処理費用については食数技分による負担割合とする。

11 配送計画について

●富里市の学校給食センターでは、現在4台の配送車を使用しているが、酒々井町への配送用として2台を増やし、計6台とする。
●酒々井町への主な配送ルートは、国道296号線を使用する。

12 今後の予定について

●給食費の取扱いや残菜の処理方法など、現在富里市と継続協議中の事項については、スピード感をもって進めるとともに、令和7年9月の共同利用開始に向け、円滑なスタートとなるよう各準備作業を進めることとする。任期

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